はなこたちゃん

ゴジラ-1.0のはなこたちゃんのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
5.0
㊗️アカデミー賞視覚効果賞受賞おめでとうございます🎉
今までに観た『ゴジラ映画』で1番好きです💓😆👏🙌😍

第二次世界大戦の9年後に制作された第一作『ゴジラ』
東日本大震災の後に制作された『シンゴジラ』
そして本作『ゴジラ−1.0』は
コロナ禍を経て制作された✨

私達の前には常に
様々な試練や困難が立ちはだかる
そして70年経った今も
戦争はなくならない

核戦争然り
自然災害や
コロナの様なウイルスの脅威
様々な試練に私達は
抗わなければいけない
それは決して自己犠牲を伴わず
生きる為に
生き抜く為に
その道を模索しなければいけない

『脆弱な装甲の戦車の製造や精神論をもとに補給を怠り大量の餓死者と病死者を出した。戦闘機に脱出装置など取り付けないなど、これまでの日本は命を軽視しすぎた。』
と劇中で語られた様に
誰かの為の貧乏くじでも
お国の為に命を捧げるのでもない
未来を生きる為に
『生きて抗わなければいけない』
というメッセージが素晴らしい✨
『この戦いは1人の犠牲も出さないことを誇りとしたい』のセリフ痺れました😭


わだつみ作戦に対して
『ゴジラは死ぬのか死なないのか!』
と敷島が作戦立案者の野田氏に
詰め寄るシーンの凄み🥹
重い十字架であった
自らの戦争に
決別すべく特攻への覚悟
その後過去への決別は
愛する人を守るべく
未来を生きる為の覚悟へと変わる

この心情の変化や
随所での鬼気迫る表情
本当に素晴らしかったです✨
神木隆之介さん
ブルーリボン賞主演男優賞受賞
おめでとうございます🎉

わだつみ作戦と敷島の特攻によって
海中へと崩れ落ちるゴジラの姿に
皆が次々と敬礼をするシーンは
戦争を生き延びた人々が
ゴジラに対して
畏敬の念を抱いた様にも感じた
恐ろしく醜い体躯にも関わらず
それは何故か神々しくさえ感じられた


そしてゴジラとは
戦争によって命を落とした人々の
若しくは戦争そのものの
メタファーであったかもしれないし
そもそも私達人類の蛮行が創り出したもの…
であれば現在もなお
蛮行を繰り返す私達には
更に大きな脅威が
待ち構えているのではないか😭

あの巨大で醜く
それでいて神々しいゴジラ
それを倒すことは
ただ単に怪獣を倒すということではなく
戦争であったり
環境破壊など
私達人間の蛮行に対する総括であり
自分たち人間が作り出した
このゴジラに対して
敬礼するシーンについては
本当に素晴らしい演出だったと思います✨


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

ラストシーンで典子の首筋に浮かび上がった黒い滲みの正体はいったい何⁉️
典子は敷島に対して
『浩さんの戦争は終わりましたか?』
と聞いていたけれど
ゴジラが放った放射線によって被爆した
典子にとっての戦争は
終わっていない
という事なのでしょうか🤔


敷島や明子に対する
典子の愛情の深さや
強さに胸が熱くなりました🥹
演じられた浜辺美波さん
ブルーリボン賞助演女優賞受賞
おめでとうございます🎉





〜❤︎〜❤︎〜❤︎〜❤︎ 〜❤︎〜❤︎〜❤︎〜❤︎〜
大好きポイント
・メッセージが素晴らしい
・脚本が素晴らしい
・VFXが素晴らしい
・名作へのオマージュ多数が楽しい
・ゴジラのビジュアルが素晴らしい
・ゴジラとドラマパートのバランスが素晴らしい
・キャストの皆さんが素晴らしい
・エキストラの皆さんが素晴らしい
・橋爪功さん


※モノクロ4DXが1番好き❤️