はなこたちゃん

哀れなるものたちのはなこたちゃんのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
5.0
奔放で無邪気なベラが
狭い世界から自己発見の旅に出て
性に目覚め
社会性や哲学、理不尽な社会の現状に触れ
成長し自らの意志で自己実現する

哀れなるものとは
欲を捨てきれないもののことだろうか


ベラが纏う衣装や
映像の美しさに圧倒されるも
吐き気を催すような場面もあった
けれども人は生きて行く中で
美しいものばかりではなく
醜いものや不条理
困難なども避けては通れない

そして
人を教え導くということは
否定し押し付けることではなく
尊重し見守ることなのだと
改めて気付かされました


私は本作の様に
独創性があって
新しい学びや気づきそして
優しさや希望を見出せる映画が好き
そしてそれこそ
生きることの本質かもしれないと思う


演技の進化の実験を堂々とそして
完璧に成功させたエマ・ストーンに感動✨