「波紋」
製作:🇯🇵
上映年:2023
上映時間:120
ジャンル:ヒューマン
監督: 荻上直子
脚本: 荻上直子
キャスト: 筒井真理子 光石研 磯村勇斗 ムロツヨシ 柄本明
第67回ベルリン国際映画祭 観客賞&審査員特別賞受賞🏆
【絶望を笑え】
○私は今まで我慢してきた
●ずっと献身的にやってきた
◇でももう我慢の限界
◆我慢し過ぎたから爆発していいよね?
★名台詞
先生「人を呪えば穴二つ。」
我慢すれば良いってもんじゃない😓
母「あなた、ヨクメイ水のパワーを信じましょうよ☺️」
こえーーー!
母「はい、10万ー はい、15万ー」
絶対やられたくない
★評価
《脚本》◎
《演技》◎
《音楽》⚪︎
《撮影》△
《衣装》⚪︎
《芸術》◎
★感情移入
《泣》-
《感動》-
《笑い》-
《ハラハラ度》⚪︎
★ホラー項目
狂気度5/10
グロさ-/10
ドキドキ度 -/10
★全体感想
ずっと荻上直子監督のこの映画は気にはなっていたが、やっと観れたのでレビュー。
波紋というのがどういうものなのかわからなかったけど、最後までみるとなるほどなと感じた。
最近見た中でもポスタービジュアルは一番のお気に入り。赤く染まっているけど、そこまで怖くはないので安心して鑑賞できるので笑
多分この映画を一言で表すとしたら「我慢をするな」ってことだろう。
嫌な事が続いていると人間何かに逃げたくなるし縋りたくもなる。
でも時にはぶつかっていかないと何も解決しないのだと。
音楽はタップみたいな音を途中に入れているのだけど、リズムが良くて登場人物の表情やセリフに集中する事ができた。
人間関係をうまく描かれているのは荻上直子監督・脚本とキャストの筒井真理子の成せる技なんだと感じた。非常にうますぎて引き込まれてしまった。
ただ、一つだけ残念なのが波紋でのシーン。
あそこは異次元の空間を使う能力者に閉じ込まれているのかっていう作り物感があって、、、もっとリアルな波紋を表現してほしかったかもしれない。
テーマが「水」なのでいろんな要所に水の表現をされているし、枯山水のシーンは波紋を表していたのだが、まるで母の心情を表しているかのようだった。そこが見事な演出だった。
それ以外は磯村勇斗のだるそうな息子の演技、柄本明のイジワル爺さんな演技、光石研の頼りない父親像が巧妙にマッチしていた。
結構話にのめり込んでしまったようだ。いやーよかったです。
もしも自分のパートナーが新興宗教にハマってしまったらどうしますか?
自分はとりあえずやめさせる😵
でも心のよりどころを別に用意したいな。
そして、それよりも素晴らしい体験をさせたいなと。
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★印象に残ったシーン
・父帰宅
・スーパーでのいちゃもんつけるジジイ
・ホームレスへの支援
・枯山水
・スカイツリー
・ラスト💃
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★映画で学んだ知識
【枯山水】
「枯山水」とは、水を使わず、白砂や石、コケなどで水の流れや滝などを表す庭造りの手法。
白砂や小石を敷いて水面に見立てることが多い。 抽象的な表現の庭が室町時代の禅宗寺院で特に発達した。 京都の竜安寺や大徳寺の大仙院などの石庭が枯山水としてよく知られている。
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★クラップクラップ!!
特によかったのが、映画の中でよく聞こえる拍手👏
音楽が特になかったのだけど、拍手のリズムが最後の演出に繋がっているので、最後見た後は一声入れたくなったくらい笑
筒井真理子が本当に良かった。
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