ののな

最後まで行くのののなのネタバレレビュー・内容・結末

最後まで行く(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます


オリジナル未視聴。
面白かった!
ちょうど今日が冒頭のシーンくらいの猛烈豪雨なのでレビュー☔️

TOHOシネマズで幾度となく岡田准一が人を轢くシーンを見せられていて、サスペンスなのかな?と思って観に行ったら、緊張と緩和のバランスが良くて笑える場面が多かった!

岡田くんは、強そうなのに…頭良さそうなのに…っていうアンバランスさがすごく面白さを際立たせてた。

岡田くん演じる工藤ってキャラは、わざとか否か、この年代の男の悪いところめっちゃ表してた😓
家族に電話越しだけいい顔する(だから反抗期/思春期前の娘は騙されがちで毎日一緒にいるママはよく怒るけどたまに会うパパは優しいとか言い出す)、冠婚葬祭のいざその場になるとまじでなにもしない出来ない考えない、とにかく説明しない、仕事を言い訳にする、言葉は通じるけど話は通じないくせに死にかけると「ちゃんと話したい」って言い出す、1人でなんとかしようとする、電話越しだけイキる…etc.岡田くんのあの顔面とあの声でも、あんなにダメ男だったら捨てられるなって確信するくらい嫌なやつだった。

「砂漠のトカゲ①」の工藤の見事な小物感というか、うわこいつだめだ…ってよくわかるビクビクした演技がすごく良かった。
奇しくも同じく元V6の森田剛も、映画の題名まんま「ヒメアノ〜ル」(小さなトカゲ、被食者、弱者の意)に主演し、素晴らしい快演を見せていることが、弱小トカゲつながり(むりやりすぎ?)を感じて興味深かった。

綾野剛演じる矢崎が「砂漠のトカゲ②」であることが遡って明かされる場面のあの「バアァーカ‼️」って言われて画面内にスタスタ乗り込んできてブチギレ殴りまくるところが超好き。あ、この人もなかなか余裕無いんだ、ってすぐ分かる。

そして「砂漠のトカゲ③」の尾田も見事な小物。磯村勇斗くんの髪色も服装もめっちゃ似合ってて良かった〜‼️お寺の金庫番って僧兵じゃなくてあんな典型的なチンピラなの笑笑

この三つ巴を操っていたセンバのおっさん怖すぎる。。。引退間近と言いつつ最も先を見据える力がある大物。心なしか砂漠に最も適した動物、ラクダに似ているような…(似てないか😂)

柄本明はすごく好きな俳優だしこの役どころは嬉しかった!

あと尾田の女の、あの場面でスーツケース投げれる不自然な程の肝の太さに、最後センバの愛人であることが明かされて納得させられた😇

セキュリティも万全にしてマネロンあんなに頑張ってた生臭坊主たちが年末年始の本業に励んでる間に全部奪われてるってのがなんとも…💧年始早々たくさんの学びがありそうですね🪷

タイトル通りの終わり方も良かった!嫌なやつばっかりだけど皆必死で生き抜いてて楽しかった!!
ののな

ののな