このレビューはネタバレを含みます
原作既読
めっちゃネタバレ
好きな俳優ばっかじゃん❣️って見にきた、この映画の想定視聴者🙋♀️
この作品は三重構造のうち一層めだけ知ってる3人と、二層めまで知ってる1人、三層めまで知ってる4人とでそれぞれ演技の質感を変えなきゃいけないのがすごく難しいなと思った。
三層めまで知ってる4人はちょっと白々しいっていうかわざとらしい演技しないといけないけど、原作未読映画初見の人にはえ下手？って思われかねないのが難しいところ。
一層めだけの3人は逆に本当に良い演技しないといけない。
面白かったし、演者には満足なんだけど、原作から改変したところがあんまり良くなて。。。。こればかりは脚本と演出が悪い(^_^;)
改変の良かったところは久我の性格。
原作は久我の一人称視点で、ユリエ（演:なあちゃん）を文字通り狙っててユリエ目当てでオーディション受けてなんとか近づこうとしてるきもいやつで、うっすら周りを見下しててほんとに気に食わなかったからシゲが演じるのめっちゃやだった。
でも映画では演劇付きのアツいやつになってて、ちょっと底知れない感じと信頼できる雰囲気が共存してて、シゲがやってくれて良かった。
OFF・OFFで公演する劇団も給料未払いモメとかあるんだなあ。
原作と違っててモヤっとしたところは東郷先生の声付きの演出とか雅美の事故の原因とかラストシーンとか…。。
原作の雅美の事故はガチで温子たちのせいだから居た堪れなさがあってだからこそのあの三重構造が分かった後の絶望なのに、映画だとちょっと逆恨みじゃんてなっちゃう。
ラストも大団円すぎて、せっかくこのメンツ集めたんだったらガチ鬱ラストにしようよー(Ｔ＿Ｔ)てなった。
この映画の肝はもちろん本多と雅美だけど、間宮祥太朗の真剣そうな顔つきとまじで人殺しかねない雰囲気が本多にすごい合ってた。
三日三晩お風呂入らず多分オムツ生活であのスペースに籠り続けた雅美というキャラクターの執念を、森川葵は見事に表現してたと思う。雨宮が手にかけられた時のとうとうここまでやってしまった表情も良かった。
田所は原作読んだときはもっと太った醜男を想像してたから、岡山天音って全然スタイルいいしかっこいいじゃん😅って思ってたけどいざ映画見るとめっちゃきもくて田所でびっくりした。やっぱ岡山天音すごい！
貴子が中条あやみなの原作では美人設定だから分かるけど映画内で周りの俳優に比べて華がないとか言われてていやwwwどう見ても大輪の花だがwwwwwてなった笑笑超綺麗。
温子はめっちゃお洒落で美人で堀田真由ちゃんぴったりだった。本当に可愛すぎる。。早々に退場しちゃって悲しかった、、、
ユリエは原作だと久我と田所に狙われてて（最悪可哀想）ぽや〜っとしてるけどああ見えて強かで、でもおぼこい感じだったけど、映画ではジルバイジルに身を包んで恋愛順調な良くも悪くも普通のお嬢様って感じだった。
ああいう劇団にいるんだったらもうちょい癖強めにしてブルーレーベルお嬢でも良くない？なあちゃん細い可愛い🥺
雨宮役の戸塚純貴も髪色も相まってそういう役者いる〜って感じだった。本多より雨宮がモテるのがあまりにも劇団。で映画進んでくると時々この人かっこいいな？って思わされる頻度が増えてくるのも雨宮ぴったりすぎる。
大塚明夫御大は第一声ですぐ分かった！あんな偉大な声の演出家いる？笑
主題歌も映画見た後だとすごく歌詞の意味が分かるからぴったり。
俳優陣に興味がある人だったら十分楽しめると思う！原作読んでから見るのがおすすめ！！
