おまつり

最後まで行くのおまつりのネタバレレビュー・内容・結末

最後まで行く(2023年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

韓日見比べ鑑賞。最初に、総合どっちがどうなどの甲乙はつけがたかったのでシーン比較だけしていきます。

まず韓国の文化を日本にうまく置き換えられてるのと、素人目にもそれはやり過ぎっしょ~無理があるっしょ~部分に手が入っていて納得の仕上がり。

・死体の隠蔽
そも霊安室に監視カメラなどつけないぜ&土葬→火葬による棺の蓋の固定なしや火葬前の死体奪還のくだりは変更しつつ、着信音が鳴るのはそのまま(でもここで対処完了)。笑いポイント「重いな」も残留

・キリスト教と仏教
日本人、生臭坊主が好きすぎる

・家族
実の娘ミナと妹から、実の娘ミナと離婚目前別居中の妻へ。あっこら!誘拐は卑怯だぞ!!韓国の方が「いつでもどうにかできんだぞ」と実際には手を出さず精神的プレッシャーのかけ方がエグくて好き

・敵役の結婚
バックボーンが足されている。葬儀と婚儀をくっつけて2人の男を対照的に描く作戦ね!

・殺された男
わーい磯村氏ハマり役ー。こちらもエピソードが足されていて道具から登場人物に。

・殺された同僚
見せ場きたーーー!ここだけは韓国版の圧勝です。韓国のはもーペシャンコで絶望感しかなくて(母親はリアクションがでかいので「ああっ!」と叫んでた)、さらに”まだ知っていなかったのに“という可哀想感がダンチでした。日本の方はもう核心に迫ろうと動こうとしていた中で潰され方も、え?即死かどうだろ??というまさに車の潰され度に比例する感じ。

・死体と鍵の受け渡し
うんうん、磯村勇斗の尻穴に鍵は隠せへんよなぁ~(´・ω・`)ということで?指(指紋)ちょんぎられることに。でもこれはなるほどー感!爆弾は伏線でもなんでもなく登場。人質の娘がいる変化、(なんでこっちくるんだよ~)などの新喜劇感も薄かったが、展開的には同じ。

・水中からの復活
綾野剛も潜水時間更新したのかな?
あれ?死んだか??と思ったところ韓国版のラストシーンでリビングデッド!!(死んでません)
そうよねー、ここで終わんのか?って思うもんね。

・漁夫の利ラスト
ははーっなるほど!そうゆうことね!!
2人とも相打ちしたところをオッサンにトドメ刺されると。ケンカ両成敗ってコト?そして女も繋がりだったかー。命まで取らないの優しい。

・ラストのラスト
死闘からのさらなるリビングデッド!!!あれ?韓国版の敵役ってどうやって死んだっけ?と忘れかけたけど、水中からリビングデッドしてクライマックスのバトルでの発砲事故死からの汚職バレで騒動は落ち着く。主人公もお咎めなしとはいかず退職にはなったけどひき逃げのくだりは隠し通せて日常に戻る(目的ではなかったのでおざなりになってたとこからの大金ゲット?とやはり夢があるコメディさはあったかも)

・エンディング
いい事言ってまとめようとする日本人~。あと漁夫の利ラストでもカウントダウンに合わせる必要は全くなかったと思うが盛り上げようとした気持ちはわかる。このへんも国民性がでてそう。
2人の目的はもうなくなったのに競り合いながらまだ「最後まで行く」らしいが、感想は韓日同じく「これで終わり?」なのがよい。

・エンディングのその先へ
ぜーんぶ柄本明の手のひらの上でした~☆まさに蛇足だけど嫌いじゃない

というわけで、リスペクトのあるリメイクで大変よかった!韓国ドラマ観てると日本版キャストが浮かぶ民なので、オフィシャルにリメイクが観れるのはたのしい。またやってくださーい
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