ちょっとだけ展開がわかりにくいので、あらすじと登場人物の関係を予習していくことをおすすめします。
物語は19世紀頃のフランス、第一次世界大戦前の文化が繁栄していくような時代に、美食家の男とその男が理想とする“料理”を見事に作ってくれる女との絆を、三ツ星シェフ監修(ご本人もカメオ出演されてます)の料理とともに楽しむグルメ映画。
フランス料理ってとくに美味しそう~って今まで思ったことなかったんですが、これは…美味しそう!空腹での鑑賞は避けた方がよさそうです。出来上がりがどん!と美味そうに出てくるのではなく、耳にも心地よい調理過程が描かれています。
今では鳥の保護と、残忍な料理方法とされ見かけなくなったズアオホオジロを食すシーンも。フォアグラもそうだけど、フランス料理ってこんなイメージ。
そこから一転、素朴な家庭料理であるポトフを、これまで口は出すけど手は出さなかった(わけではないのでわかりにくい)男が1人で作ろうとして、ふたりの長年の関係も展開していく。
個人的にはside2として、舌が鋭い小間使いちゃんを育てるエピソードもじっくり見たいな。