同名の韓国版「最後まで行く」のリメイク。監督は「余命10年」や「青春18×2」の藤井道人。12月28日から大晦日までの4日間での出来事を描くクライムサスペンス。演じるは岡田准一、綾野剛。
韓国版は未鑑賞。だが抜群に面白かった。まず注目すべきは岡田准一と綾野剛の演技力。岡田准一の終始苛立ちを覚える挙動不審さと、綾野剛のとち狂った行動。2人とも本当に最後まで行ってて、見応えといい最後まで飽きさせることなく走りきっていた。岡田准一のアクションはやはりキレがあって、綾野剛は個人的にMIU404を観てから密かに追っていたが、ここまで狂った演技が出来るとは。綾野剛、最高です。
内容に関しても、2転3転と展開が変わっていくが、変に無駄が無く観やすい。クライムサスペンスで終盤までずっと重いのかと思いきや、コメディ要素がある(映画を観ていれば自然と笑っちゃうシーンがある)ため、内容を抜群に面白くさせていた。
真面目な話、ちょっと現実離れしてる割とぶっ飛んだ話なのだが、かえって自分にはそこがこの映画の良いところでもあった。現実的かどうかを問われると、いや〜と思う部分は多少あるが、それでも面白ぇから文句ない。このくらいぶっ飛んでる方が面白いからね。
ラストシーンはちょっと好み分かれるかな？個人的にはスマートさを足して欲しかったかな。
とにかく岡田准一と綾野剛の派手な絡み合いを観たい方には必見の1作。元の韓国版も是非観てみたいですね。最後に、矢崎……お前マジですげぇよ。鋼かよ。
