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せかいのおきくのカルピスのレビュー・感想・評価

せかいのおきく(2023年製作の映画)
3.5
庶民の人達よりさらに底辺な位置で仕事をしている2人の男。
でも、絶対にいなくてはならない仕事でありながら、世間からの目は冷たい。
そもそも糞尿を買い取り、それを農家の人達に売るシステム。
農家の人達に売るのは良いとして、買い取る部分に関しては納得がいかないな〜
しかも、いいもの食べてるから良い糞尿のはずだから売り値を上げろって〜のは腹の立つ話で、池松壮亮さん演じる矢亮が「こんな世の中クソだ」と思いたくもなる。
でも、この人々が住むせかいにとって、彼らの仕事はなくてはならない重要な仕事で、尊敬すべき職種である。

タイトルにもなっている黒木華さん演じるおきくに関しての物語は、そこまで惹かれる物語ではないのが本音。
下肥買いの仕事をしている矢亮と中次の2人と脇役の石橋蓮司さん演じる孫七と佐藤浩市さん演じる源兵衛の物語の方が魅力的ではありました。

ただ!おきくが中次の名前を書いた後に1人で頬を赤くしてキュンキュンしてるシーンは最高に可愛い!
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