カルピス

アメリカン・フィクションのカルピスのレビュー・感想・評価

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)
4.0
エンタメ作品だから観客が求める美味しいものだけを与える物語やメッセージ性を作り出すクリエイターの葛藤とゆうのは常にあるのかも知れませんね。

本当ならこうゆうメッセージ性や普遍的な物語を伝えたいと思うのだが、届く人には届くけど一般層には届きにくくて、結果的に売れなくてそのクリエイターの死活問題に直結する難しさ。

ジェフリー・ライトさん演じるモンクが悪ふざけで書いた本が、世間ウケして売れていってしまう状況に頭を抱える展開が面白かったですね。

ただ、その反面で彼にとってはクソだと思ってる小説が映画化などされて、もし私が観た時に「コレはいい作品だ!」って思ってしまうのかな〜と考えてしまうと怖い話。
私自身も美味しい料理だけを求める観客でしかないのかもしれない。
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