父の死により長年帰っていなかった青森へ向かうことになった陽子。ちょっとしたトラブルにより、ヒッチハイクで青森に行くことに。
とてもよかった。淡々と進む映画だと思っていたけど、想像していたよりも物語の展開に引き込まれたし、鑑賞後の余韻もある映画だった。
ヒッチハイクをするような性格からは最も遠いような、他人とのコミュニケーションを苦手とする陽子。
見ず知らずの他者に出会い、父の死と向き合い、自分自身と向き合う旅。
老夫婦に握手を求めるシーンに、じんわりと感動した。このヒッチハイクの旅でさまざま出来事の積み重ねが引き起こした陽子の内面の変化で、ささいな行動だけど、陽子にとっては大きな転換点のように見えた。
同じくヒッチハイクしている女の子とのシーンも好きだった。