土平木艮

ゴジラVSメカゴジラの土平木艮のネタバレレビュー・内容・結末

ゴジラVSメカゴジラ(1993年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

●アマプラ・ゴジラ全作品無料配信企画にて鑑賞。


●劇場公開時以来、30年振り2度目の鑑賞。


●当時バラエティ番組で『よく喋る面白いオジサン』キャラだった原田大二郎が『カッコイイ隊長』を演じてた印象が強く残ってたので観直したかったのだが…改めて観直すと『隊長・リーダーとしてイマイチ』だった。


●『オープニング』『メカゴジラ出撃場面』はカッコイイ。『シン・ゴジラ(2016)』のエンドロールでも使われている楽曲もカッコイイ。


●怪獣バトルは『かなり多め』。そこを中心に楽しむのが良さそう。


●多分、脚本がマズいんだと思う。前年の『ゴジラVSモスラ(1992)』までと比べると、話がグダグダな印象。

例)
佐野量子『ベビーをそんな危険なトコロにやるなんて!』

(ゴジラがメカゴジラを破壊した後)

佐野量子『ベビー、あなたは仲間のところに帰りなさい』

…ムチャクチャな気がする。

等々、ツッコミどころが多すぎる。一々ツッコんではダメな作品。


●ベビーゴジラ絡みのコミカルなシーンは、正直『無くて良いな』って印象。明らかに『子供向け』を意識して入れてるな、と感じる。


●『ラドンの造形・強さ・目立ってる加減』が歴代最高ではないか、と感じる。
『ラドンがゴジラに重なって、ゴジラに力を与える』場面は、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019)』の『モスラがゴジラに力を与える』場面の元ネタと思われる。


●三枝未希の『活躍具合、キャラとしての魅力』も、地味過ぎず、コミカル路線で変に目立ったりせず、良い塩梅。


●中山忍が出てた。コレがキッカケで、2年後の『ガメラ 大怪獣空中決戦(1995)』のヒロインに抜擢されたのかも知れない。


●高島忠夫も特別出演。長男・政宏との父子共演を果たしている。


●着ぐるみのデザイン上の問題か?メカゴジラの動きが少ないのが残念。


●結局、人間の身勝手で、ベビーゴジラは勿論、ゴジラ、ラドン、そして人間自身など、各方面が大迷惑。


●前年の『ゴジラVSモスラ(1992)』劇場公開時、エンドクレジット後に『来年の作品の予告(文字だけ。映像なし)』として、『1993年はゴジラVSメカゴジラ』って出たのを覚えてる。それを観た観客たちから薄ら笑いが漏れたのも覚えてる。
土平木艮

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