ルイまる子

君たちはどう生きるかのルイまる子のネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

早速見てきました!何も知らずに見るのが一番なので書きませんが、こんな先の見えない混沌とした世の中で生きる若者たちに対し、宮崎駿先生がスケールのでかい本作で、大丈夫だ!周りにたくさんの人達が(年寄りが多かったが)君たちを助けようと、見守っている。意志をもって生きろ!というメッセージが詰まった作品でした!名言が沢山あったのでノートを取りたかった。結局ネタバレ書いてしまったので、ネタバレ表示します。


【この後少しネタバレ】
たくさんの腰の曲がったおばあちゃんの中でも特にひねくれ者の愛煙家?おばあちゃんかわいい。いつも出てくる宮崎先生のお母様かな?5,6人居たおばあちゃんたちの最初の登場には度肝を抜かれたが、あの感じ、真人が持ってきたトランクに群がる感じ、ギリギリ分かる!海外の缶詰って宝物のように貴重だったんだよね!私の親も戦中派だから、輸入もの缶詰の食品大好きで、宮崎先生はもう少し若いけど、缶詰と砂糖の描写分かるね。

アオサギの去り方が好きだった!ああやってツンデレでクールで自由で、ヘマも多いけど信頼できる人として生きて行きたいね。

冥界との水平移動と垂直移動、地下から天に昇る、現在と過去の領域を行ったり来たり。アオサギはトリックスターだから異なる領域を行き来ができる。そういう神話的表現多数あり。ノアの方舟か、キリスト教的表現の教訓や報復が至る所にあり、考察しようと思えばいくらでも出来る。

音楽も良かったし、気付かなかったが、声の出演がものすごく豪華でした。ががが、、、、これを知らない方が絶対良いので知らずに見て良かった。

PS: 敢えてはっきりとは描いてないが、継母は実母の妹さん?お母さんにそっくりだし、お姉さんと呼んでいたし。昔はよくあったよね、妻が亡くなったらその妹と再婚するという…また、本家の跡継ぎ?だからって異常なる過保護な描写も…そういうどっちでもいいけど、昔の日本の因習的な何かが多数隠れている気もした。
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