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マダム・ウェブのmitoのレビュー・感想・評価

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)
2.3
2024年16本目。
ソニー、スパイダーバースシリーズの一作。
コミックではスパイダーマンを助ける女性マダム・ウェブを主役とした作品。

ヴェノム、モービウスとどうもパッとしない、何なら駄作クオリティの作品が続いている実写スパイダーバース。

本作も例に漏れず、珍作と駄作の狭間を行ったり来たりするような内容だった。
「何十年も前から3人の少女に殺される夢を見ている」男、エゼキエルがヴィランとして夢に見た3人の少女を殺害しに街へ降り立つ。
(まあ、ここの3人の少女を見つけ出すロジックも「おいおい」ってものだったのだが…)

そこに偶然居合わせた後のマダム・ウェブことキャシーがスパイダーセンスで犯行を余地、彼女らを救う。

まず、その前の予兆の時点からツッコミどころはるのだが(同僚の走らせる救急車に突っ込むトラックは何処へ向かっていたのか…)
それ以降も粗まみれの展開の連続。

一番笑ったのは、エゼキエルに街中を探し回られているのに、3人の少女を置いてき放りにして、日帰り感覚で南米のジャングル奥地へ赴く展開(しかも帰りもサラッと帰ってくるのが更に笑える)
曲がりなりにも命を狙われている状況で、何日も不在になるシチュエーションに製作陣は誰も違和感を感じなかったのか。

最後まで、スパイダーマン感あったのはエゼキエルのみ、というオリジンにしても流石に勿体ぶり過ぎでは…という展開で終幕。

所々、(笑わせるつもりではない箇所で)笑えるシーンもあったが、個人的には結構早い段階で、「いいかげんにしろよ」という気持ちが先行してしまって珍作と思う事すら出来なかった。
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