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機動戦士ガンダムSEED FREEDOMのmitoのレビュー・感想・評価

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)
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2024年10本目。
ガンダムSEEDの完結編的な劇場版。
DESTINYの頃、劇場3部作の企画がある…なんて噂があったが、それが今更復活して公開に至るとは思わなんだ。

残念ながら1作完結ではあるが、劇場版が製作されたのは嬉しい限り…とは言いつつも、DESTINYの惨状を当時経験した身としては心配しかなった。
(特にリアルタイム世代は円盤買ってない追加されたED未鑑賞が多いから、そう思う人は多そう)

で感想ですが…、
「決して上手くないし、構成メチャクチャだけど観たかったのはこういう画だよってものを、コレでもかと観せてくれた」ので個人的には大満足。

・やけに自分で背負い込み、初手からメンヘラモードに入ったキラ
・相変わらずキラのせいで日の目を見ないDESTINY組…からの見せ場
・窮地に陥ってから何故かドヤ顔でアッガイに乗って登場するアスラン
・全ての元凶は結局ラクス
・ガンダム伝統芸謎の貴族的な振る舞い〜妙なヅカ感と滑稽さ

やはり時間が足りなかったのか、終盤は時短攻勢で、敵側のコスパ重視な退場とか、つい爆笑してしまったが、それが=シンの活躍になっているので、まあ…。

そういう意味では敵サイドの新キャラは全体的に出落ち感が強かった。
対して、味方サイドの謎の馴染み方と見せ場しかない状況よ(笑)
アレクセイ、アルバートの有能っぷりと従順さは余りにも余りにも過ぎて旧作キャラと錯覚するレベル。

…とまあ、ツッコミどころしかない作品ながら「まあ、それがSEEDっぽい」で押し通すパワーはあった。
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