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夜明けのすべてのmitoのレビュー・感想・評価

夜明けのすべて(2024年製作の映画)
4.1
2024年13本目。
PMSでイライラを抑えられず、仕事にも支障をきたす藤沢美紗は同じ職場の同僚山添孝俊のやる気の無さについ爆発してしまう。しかし山添はパニック障害を発症し、休養を経てこの会社へやって来たことを知り、病に悩む2人は自体に互いを理解する関係へと成長していく。

あまりに評判が良かったので、鑑賞してみたが…いや、本当観て良かった!
一定周期で現れる、登場人物が皆、優しい心洗われるタイプの作品。

病のせいで日常生活でも様々な制限や枷をかけられる2人とそれを理解して支えてくれる家族や同僚、上司達。
そんな協力者達も、脇役ながら大切な人を失った喪失感や、怪我等を起因に身体に障害を背負ってしまったり。

日常を大きく変える出来事に、どう折り合いの付けるか…、病ではないが、彼らもまた共通の葛藤を抱えている中皆で支え合っている様はあったかい気持ちにさせる。

久し振りに手放しで良い映画にを観た!と感じさせる作品だった。
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