ねーね

マダム・ウェブのねーねのレビュー・感想・評価

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)
3.5
やたらと酷評されているらしい本作だが、私は結構好きだった。

ダコタ・ジョンソンがもともと好きだということもあり、彼女の見目麗しさが見どころであることはもちろんだけど、今までになかった予知能力を生かしたミステリーアクションは斬新でワクワクしたし、3人の子供たちとの疑似家族的な愛にも普通に感動した。
シンプルでわかりやすいし、無駄に引き延ばしたりもせずコンパクトな作品なので観やすいと思う。

確かにところどころ突っ込みどころはある(アマゾンの奥地で過去が見れる仕組みがよくわからんとか、救急車でダイブとか普通死ぬでしょとか、子供たちどう暮らしてたの問題とか)し、誕生秘話を解き明かすところから全部詰め込んでいるせいで全体的に薄く感じる人もいるかもしれないけど、他人にあまり興味がなかったキャシーが、同僚の死をきっかけに自分の能力で誰かを救えるなら…と奔走し始めること自体は不思議ではない。
自分も母を失くしているからこそ、彼女たちの気持ちが理解できたんだと思う。
予知能力の見せ方も上手くドキドキハラハラしたし、最後のアクションシーンまでちゃんと楽しめた。
続編ありきの序章と思えば全然ありだと思う。
でも、ダコタが今後はX-メンのサイクロップスみたいなサングラスになっちゃうのは少し寂しい。
あの素敵な瞳をずっと眺めていたかった。

ところでベンおじさんはもうこの先出てこないのかな。
こんなところで顔が見れるなんて思っていなかったから、思わぬ再会に嬉しくなった。
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