ねーね

エスター ファースト・キルのねーねのレビュー・感想・評価

3.0
前作のエスターが結構好きだったので鑑賞。

当然最大のネタバラシはすでにされているわけで、エスターの視点で前日譚が語られるとなるとどうなるのかと思っていたけど、うまいこと新たなどんでん展開になってて、ちゃんとびっくりさせてもらえた。
ファーストキルというタイトルだからてっきりエスターが初の殺人を犯すに至る背景が語られるのかと思いきや、序盤からバキバキに人殺しまくってたから笑えたけど。

サイコ女には常人じゃ歯が立たないから、サイコファミリーを戦わせようというゴジラキングギドラ方式はかなり胸熱。
母も息子も頭のネジが100本くらい外れているので全然同情の余地がなく、エスターが怖いというよりモンスター同士の火花散る肉弾戦を見ているような気分に…
だいたいの流れは前回と同じだけど、自分よりやべーやつに捕まってしまってちょっと余裕のないエスターの姿は斬新で、また違った楽しみ方ができた。

それにしても前作で10歳だった主役の女優さん、さすがにアラサーなので見た目的にはかなり無理がある。
顔を見るとあきらかにアラサー感ある疲れが見えるが、それってある意味リアリティがあるのかも。
だとしてもいい加減父親と恋仲になろうとするのは無理すぎるから諦めた方がいい。笑
どうやら遠近法や上底ブーツやボディダブルを活用して、エスターがちゃんと背が低い少女に見えるように撮影をがんばったらしい。
めちゃくちゃ大変だっただろうに、その努力に乾杯。

ところで、エスターよりよっぽど凶暴なイッティの行く末の方が心配。
ウルヴァリンみたいな動きしてたけどどうなってんの。
あんな病棟で働きたくなさすぎるわ。
ねーね

ねーね