「シティーハンター」
NETFLIX製作の北条司原作のコミックの実写映画化。
新宿東口の伝言板に書かれた「XYZ 妹をさがしてください」というメッセージを受け、相棒の槇村と共に、有名コスプレイヤーくるみの捜索依頼を請け負った“シティーハンター”こと冴羽獠。しかし、捜索の途中で槇村は妹の香の目の前で命を落とす。「エンジェル・ダスト」というヒトを狂暴化させる薬物の存在を知った獠は、復讐を誓う香とともにくるみの捜索を開始するが・・・
いやー、面白かったです。
これまで漫画原作のアクションコメディだと「銀魂」とかが一応成功作と言われていると思うんですが、本作はアクションがしっかりしている上に、福田監督的なメタギャグとかも入ってなく、しっかり笑える作品になってるのが良かったです。そこそこ血も多いのもTV局製作でなくNETFLIX製作だからこそできたことだし、いろいろバランスのいい作品になっていたと思います。
なんといっても鈴木亮平さんが最高でした。バキバキに鍛え上げた身体から繰り出される「もっこりダンス」は素晴らしいし、その身体から繰り出されるアクション、冴羽獠の強さにも説得力があって完璧だと思いました。
特にガンアクションのクオリティが高くて、一昨年に「バイオレンスアクション」という漫画実写化では最低レベルのガンアクション映画を見てしまってから邦画のそれには全く期待してなかったんですが、リロードのところとか細かい部分の所作の速さでカッコよさが増強されている点がすごく好感が持てました。
本編も104分と短く、冒頭のアクション→槇村の死からのタイトルまでの約15分間もテンポよかったし、アバンタイトル、中盤の対さそり戦、終盤の敵のアジトに突入からのクライマックスと程よい間隔で見せ場がやってくるので退屈はしませんでした。
あと、女性キャストも森田望智さん、木村文乃さんはもちろんのこと、重要キャラで華村あすかさん、片山萌美さんというグラビアもされてるぐらいの方をキャスティングしているので、お色気要素も＋されているのもよかったと思います。
神谷明さんが一部声の出演をされているとのことですが、とこだったんでしょう？ 声だけのところだったら留守電のところとか・・・・ そういう小ネタを探したり、評判の良かったフィリップ・ラショー監督によるフランス版と比較してみるのも面白そうです。
これを機にNETFLIX再入会しましたが、いい作品に出逢えました。
いろんな人におすすめできる1作です。
