☆俺基準スコア：1.9
☆Filmarks基準スコア：3.0
ローマのコロッセオをお昼寝地点として、ちょいちょい暴れるゴジラと、地下空洞世界で絶滅した仲間を探し彷徨うコング。二大巨獣の棲み分けで均衡が保たれた現在、ある時、地下空洞の未開部分から発せられたSOS信号によって、モナークのみなさん、ゴジラ、コングの3者が再び衝突する事態が起き…
「ゴジラ×コング 新たなる帝国」
以下、ネタバレが私の故郷。
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清々しいくらい人間キャラの存在意義がない作品。女博士一行は、背景説明と状況説明をセリフで伝えるためだけに存在しており、あとはただ凶暴猿と氷河期トカゲの悪役コンビにゴジラとコングが挑んでいくという展開だけ。というわけで、キャラクターとして非常に魅力的なのはコングなわけで、「同じ種族と出会った感動」や「ちびコングと築く友情」、そして「ゴジラを仲間にする決意」というエモーションが言語無しで描かれてちゃんとドラマとして成立していたのが楽しかった。怪獣映画的には、お気に入りはリオデジャネイロの地上戦。地下世界で戦っていてもゴジラたちのサイズがあまり気にならないけど、やはり地上のビルがある都会で戦うと巨大生物バトルの迫力が倍加します。このシーンのカット割や建物の質感に東宝ミニチュア特撮感が強く出ていて懐かしい味がしました。偏差値低めですけど、ゴールデンウィーク向けの大作として楽しい作品。
