くるみ

岸辺露伴 ルーヴルへ行くのくるみのレビュー・感想・評価

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)
3.6
今月末までの割引クーポンをどうしても使いたくて、久々に映画館へ。笑
原作にもジョジョにも興味はなかったが、現在上映中の作品の中で観たいと思えるものがこれしかなかったので、ひとまずドラマ版を一気見!
以前NHKで放送されていたドラマは現在全てアマプラで観ることができます。(ありがとうアマプラ!)
直前の2日間で8話観るのは私にとってはなかなか大変だったけど、おかげで予習もばっちりでした☺︎︎

高橋一生さんの岸辺露伴役はただただすごいの一言。
先にも言った通り原作を知らないので、似てるかどうかとかはわからないけど、まさに「この人にしかできない」そのものです。
アバンギャルドな格好(とにかくあの変なギザギザヘアバンド!)がやたら気になるが、そこには一切誰も触れないし、何の説明もありません。笑
飯豊まりえちゃんの泉くん役もお気に入り。
大抵ああいう役柄って鬱陶しく感じるけれど、のほほんとしたテキトーな感じがひたすらウザ可愛くて微笑ましい。
これまた個性的なファッションだけど、スタイルいいし着こなしてるし、彼女が居ることで岸辺露伴の違和感が上手い具合に中和されています。
原作では一度きり登場するキャラらしいけど、飯豊ちゃんの配役込みで相棒役に格上げして成功だと思いました。

今回の鍵となる "描き表せないほどの漆黒" をした長い髪の女優さんに関しては「言うほど黒髪か?もっと他に居たんじゃない?」という印象。栗山千明とか菜々緒とかさぁ…
貶しているように聞こえるので捕捉しますが、とても綺麗ではあります。妖艶な感じもよく出ています。
ただ、やはり黒髪さが足りない。今回のテーマでもあるので、もう少しこだわってほしかったです。

正直、前日までの岸辺露伴ノックがたたったのもあり、中弛みした過去パートで眠気と格闘するのに必死でした。笑

まあまあ面白かったけど、映画にするほどの内容だったかは疑問。
あくまでもドラマファン向けな作品だと感じました。
個人的には満足です。
あ、やたらと蜘蛛が出ますので、嫌いな方は要注意かも。
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