ちぇり

岸辺露伴 ルーヴルへ行くのちぇりのレビュー・感想・評価

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)
4.7
私は結構好き。
本格サスペンスミステリーと言うには、特殊能力とか呪いとか超能力ファンタジー要素が多いが、まあ原作がジョジョなんだから当たり前でそれを抜きにしてもかなり面白いと感じた。映画館での時間があっという間だった。パリのルーヴル美術館を舞台にしたロケーション、祖母の民泊の設定で使われていた会津東山の向瀧旅館、私の大好きな建造物ばかりで目が幸せだった。露伴の自宅も良い。夏の暑苦しいセミの鳴き声も素晴らしい。木村佳乃の汗ばんだ姿がヘルシーで美しい。ヴィジュアル的な価値が非常に高い作品。
この世で最も黒く邪悪な絵とは何か、そしてそれぞれに付きまとう過去の後悔。1枚の絵を巡って起こる過去と現在の様々な出来事。
ドラマ未視聴勢なので見た目から勝手に岸辺露伴をクールで高飛車な性格だと思い込んでいたのだが、意外と饒舌で親しみやすく良い意味で俗っぽい性格だったことに好感を抱いた。ぜひドラマも見てみたい。
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