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風の谷のナウシカのTrueRyのレビュー・感想・評価

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)
4.6
劇場でジブリを見よう第2段。

昔から何度も何度も見続け、兄弟とセリフの覚え合戦すらやったことのある馴染み深い作品。それこそ何十回と見たのに、こんなに感動するなんて。やはりこれが映画館の力なのかな。

始まった瞬間、鳥肌が立ち、音楽がなる度に世界に引き込まれ、そして何度も心を揺さぶられる展開、何をとっても素晴らしい時間で、観に来て良かったと心底思う。そして終わる頃には時間が過ぎていくのがもったいなく感じ、そして実際に終わった時には非常に心地よい充足感、満足感、そして少しの寂しさを感じながらエンドロールまで堪能した。

作品内容にいまさら触れる必要はないと思うが、今回みて感じたのは、色々な部族や国が登場するが、誰もが現状を憂いながら、苦しみながらも、それを打破しようする力強いキャラたちがやはり最大の魅力か。打破しようとする手法やアプローチはこれまでの文化や歴史を色濃く反映し、千差万別だが、思いは同じ。その思いを、"青き衣"をまとった人物が色んな人と触れ合い、影響を与えながら、世界のあり方を変えていく。

今までナウシカは面白い作品として見続けていたが、今日から、感動できる超大作として自分史に刻まれた。


ここ数ヶ月の自粛生活は大変だったけど、何も悪いことばかりではなかったな。
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