阪本嘉一好子

U2: Rockumentary(原題)の阪本嘉一好子のレビュー・感想・評価

U2: Rockumentary(原題)(2022年製作の映画)
4.0
タブロイド紙のように報道するドキュメンタリーは苦手である。私はどれが全米チャートで何位だったとかグラミー賞を取ったとか、ボノに子供が何人いるかとかいう内容のU2ドキュメンタリーを期待してなかったのでがっかりした。
他のドキュメンタリーも二本見ているが、それらが良過ぎたせいもあり、(U2/魂の叫び(1988年製作の映画)
U2: RATTLE AND HUM と From the Sky Down(原題)(2011年製作の映画))これをみるのを止めようと思った。

私はU2のファンでは全くないから、タブロイドタイプの報道は興味がないのかもしれない?それに、最近シカゴという米国中西部の『ホーンバンド』を聞き直しているせいで、ホーンとテリーのギターの迫力に負け感激してないのかのしれない。なぜかわからない。
( https://www.youtube.com/watch?v=_oAoSZ2y1cw&t=4662s)


でも一つ疑問が解けたことがあるからそれを書く。U2特にボノは社会貢献をよくしている人だとわかる。ミーハーでファンや一般の人々や企業に受けたいからとは思えない。そんな言動が映画で見つかっていない。そう考えると、個人的な見解だ、私たちに「呼びかけ」だと思う。『意識化に入れる』ことを呼びかけていると思う。「自助』の概念が蔓延すると、自分のことだけで、社会の動きを「自分には関係ない。エイズじゃないから.。自己責任だよ』とか平気でいうようになってくる。ボノはこれからも膨らむ数々の社会問題に対して、われわれに気づきを与えていると思う。それをアップルなどの大企業の社会への利益還元させながらアイデアを試みていると思う。U2 場合は、1984年 album, The Unforgettable Fireからキング牧師の非暴力不服従の姿勢に共鳴している。ここから、社会における音楽家の立場を確立してきたのではないかと思う。1991年 album Achtung BabyからのONEの歌詞には驚いた。なぜかというと、ボノはこれを言いたいんだよー私たち個人的な親子の愛、異性、同性との愛、これらが基本で、世界の人類の愛に発展していくんだよと思わせる歌詞だ。個人の大切さも世界の人々の大切さも同じなんだよと。
なぜ私のiPhone 6にU2の音楽が勝手にダウンロードされているのか全く理解できないし、消したくても、消せないという不便さを感じていた。このドキュメンタリーを見て解決できた。iTunesユーザーであるが、無関係にアルバムが自動的にダウンロードされて、曲がかかるが、もう腹立たしくはならない。理由がわかったから。