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紳士は金髪がお好きのKamiyoのレビュー・感想・評価

紳士は金髪がお好き(1953年製作の映画)
3.8
1953年 ”紳士は金髪がお好き” 監督ハワード・ホークス

マリリン・モンローの魅力全開 ミュ-ジカルコメディ-
70年以上も前に、こんなしゃれた映画が作られていたとは、やはりアメリカ映画は奥が深い。
ハワード・ホークス監督は、「リオ・ブラボー」を始め、西部劇のイメージが強いが、なかなかどうして、ジェーン・ラッセルとマリリン・モンローという二大セクシー女優の魅力をたっぷりと引き出していた。

物語の二人は、ニューヨークのナイトクラブの仲の良いショーガールだが、考え方がまるで違う。
お金持ちが大好きで、玉の輿を求めるモンローに対して、ラッセルはハンサムは大好きだが、金持ちが大嫌いだ。
二人でパリに船で行くのだが、同じ船にはパリオリンピックに出場するアメリカ選手団が乗っている。
パリオリンピックは1924年開催なので、時代背景もわかる。

マリリン・モンローの喋り方なのか、仕草なのか、話が進むにつれどんどん虜になっていきます。
おそらく世の男性たちのほとんどがそうだと思います。
無邪気なんです。愛くるしいんです。お金が大好きという役なのに嫌味が全くない。これはお金があれば間違いなく貢いでしまいます。
私はお金がないので貢ぎたくとも貢げません(笑)

「ダイアモンドは女の親友」の男性ダンサーとモンローのミュ-ジカルダンスシーン。
70年後リマスターされた美しい映像で、マリリン・モンローと再開できる時代なのだ。感慨無量
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