肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

バレリーナの肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

バレリーナ(2023年製作の映画)
3.6
ハメられて身を滅ぼした唯一の親友バレリーナの為に華麗にイケメン・スタイリッシュ・な・野田クリスタルに腕に覚えのある自称BGスタイリッシュ女が制裁を開始する
蜷川実花にバイオレンス・アクションとはかくあるべきを示す"らしくない"異色・韓国アクション

アクションでは孤高の復讐アクションのはずが、女対男を蹴散らす"無理なきシスターフッド的精神性"へ

『悪女』、『魔女』に続く"韓国ウーマンアクション"の代表作へーーーて、太鼓判押したかった、押したかったんだけどね〜〜
Netflix配信作で怒涛アクションで『カーター』、ウーマンアクションで『キル・ボクスン』が新たに立ってしまった(個人的に)故の弊害で、これらを突き抜けるような"アクション代表作"としては少々推しにくいです…
ただこの映画の良い所は、突き抜けたアクションというより序文帯で書いたように"全体的に癖のあるスタイリッシュな映像表現"に"アクション添え"みたいなフルコース映画です😉

韓国映画らしい"ドチャクソ"ってないんですよね。
なんのこっちゃ?ですが、終盤に一対多の怒涛・無双のドチャクソ・アクションはありつつも、"映画全体の雰囲気としての"ドチャクソがないというか…
泥臭くさや韓国土地勘風情のない"異国感"や"極彩色"が強いんですよね。まるで蜷川実花映画のような。
"都市的・清潔的"というとSFみが出るのですが、決してそういうわけではない。一見田舎のエリアも出てきますが、全体的に"生活感"や"現実味"が薄い映像を実現しています。実に韓国映画らしくない!
過去回想の"幻想感"やファッション、色使いのカラフルさなど西洋映画ちっくさもあり、カオスな"ヘンテコ日本"に通ずるような趣き…(笑)

韓国映画が常に"日本要素"を対比的に演出するのに呼応して(『極限〜』日本貶し要素微塵もなかったね!)、こちらも『極限境界線-救出までの18日間-』に続いて邦画との対比を織り交ぜてはいますが、今作ばかりはだって仕方ないじゃん、この映画がNetflix『彼女』、『Diner ダイナー』を思い起こすくらいカオスな映像表現なんだもん!てくらいの感覚ですw
復讐の契機となる「彼女(親友)」との出会いからの回想なんか、頭お花畑かっくらいどこか非現実的で、"百合(レズ)"を思わす『彼女』的絆。
監督が『彼女』がインスピレーションと言ってくれれば多少報われるのだけど、残念ながらコンテンツとして同格な相互関係は結ばれてないのよ…orz

主演のチョン・ジョンソさんのNetflix作での活躍が喜ばしくて、『バーニング』、Netflix『ザ・コール』でサイコパス・ヒール役とめちゃくちゃ存在感のある役者となって掴んだ主演がこんなアクションとは、韓国映画・女優の"挑戦精神"にも脱帽です。
だって日本でいうところの綾瀬はるかじゃない石原さとみ(あくまで例え)や松井玲奈(ほんのちょっと似てる)なヒョロ美人女優が(本人は物凄く努力してるのが見れるアクション)スタイリッシュとは濁す真似のしない"ドチャクソアクション"を披露するんだから比べるべくもないのは当たり前。
ただ、日本女流アクションには裕に勝るのだけど、少し動きが硬い面が見られる部分がアクション映画として突き抜けた要因の一つの気も…
しかし、だ。そのマイナス面も、本人があくまで「復讐者」で"経験者"でもあっても、"無敵なスペシャリトではない"匙加減として作用させてるところが今作の這いつくばっても復讐を果たす"人間味"として、視聴者の「がんばえー!!」感も引き出してる面もあると思うのですw
血塗れになるのは勿論、結構ふっ飛ばされる男女間の力量差の"リアル"も反映した演出なのかも…

彼女の一見クール、冷淡に見える奥二重のキツネ顔、堪らないですよね?😉(整形?ねえ、整形なの??)
現代技術による配信高画質化の弊害ではありますが、今のイケイケ若女優にしては肌が結構荒れてるんじゃなかろうか…という目につく心配も(笑)

『声/姿なき犯罪者』、Netflix『人狼』のイケメン(野田)クリスタルの裏稼業相棒役のキム・ムヨルさん、"生真面目優しげお兄さん"のビジュアルからかそれを裏切る"不敵ヒール"な役も板についてきて、今作でもそっち系のオーラを放っていたのですが、まさかねぇ?
アクション映画シリーズとして2をやりたいのか?一発屋としての"意外性"を狙いたいのか?映像も演出もカオスな映画…や😏