肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

毒戦 BELIEVER 2の肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

毒戦 BELIEVER 2(2023年製作の映画)
3.4
大量製造・取引前の麻薬ライカの押収とリーダーの正体が明らかになったかに見えた衝撃の謎・結末までにブっ飛んだ事件後の間を繋ぎあのズドン❗エンディング後にもまだ続きがあった
『魔女』っこなキョーレツ女性陣も投入される原作元意識の"Kノワール"の真骨頂
も、やっぱり評価が難しいよね〜😉

ソ代理(リュ・ジュンヨル)………役者変わっとるがなっ!?!?

あの何考えてるかわからない狡猾そうな爬虫類顔がたまんなく不気味に寄与していたんじゃないか!ざけんなっ😡(死亡でもタイーホでもないのでご安心を)
今作代役オ・スンフンさん悪く言って良いところのお坊ちゃん臭するというか、良く言って売るであらゆる悪い事してる財閥お坊ちゃんくらいまでにしか見えないというか…前作で作り上げたイメージの違いがデカいんすよねー
まさかその"違和感"がこの映画の"満足度"に最後まで影響するなんて誰も思わなかった……

なーんてwただ個人的な述懐なだけでして、ちゃんと前作の復習をきちんとしてからぶっ続けで今作鑑賞したんですよ!そしたら、オープニングにきっちり5分尺以上?は使って終盤の流れおさらいしてくれるじゃないですかっ!壮絶に(・д・)チッと言いながら視聴に入りましたが(冗談ですけどw)、前作が香港リメイクながら韓国を代表する「クライム・サスペンス」として複数回観ても面白かったから良し!!

続編今作はかなり"エンタメ"として特化されていて面白くなってはいるものの、前作のサスペンスフルな"雰囲気"が好きだったり思い入れある人ほど"賛否両論"になるほど作風に"癖"がありますね。
そうなると、場所・章変わりのオシャレ風演出やエンディング入りキャスト紹介の死に化粧のまま着席演出も(死人ばっかw)妙に、マイナス点に感じたり腹ただしく感じたりする人もいそう(笑)
それくらい"重厚サスペンス"→"エンタメ・アクション"に"嫌な方向に進化"したとも言えるし、そこにヤジ視点を持ってしまうとこの続編そのものが前作を台無しにする「蛇足」ととる可能性すらあります…
リメイク原作映画、香港映画『ドラッグ・ウォー 毒戦』がある以上大して印象に残りにくかった"銃撃戦"が、"香港ノワール"をモロに意識して"部隊編成"的にカーチェイス劇や複数回の衝突もあるので、ガッツリ「ノワール&アクション」に印象づけられます。

そもそもに麻薬王『イ先生』は前作中に登場せずきちんといて、ソ代理(リュ・ジョンヨル→オ・スンフン)の思惑の、"イ先生ヤったるばいムービー"へと大きく目的も作風が変わったことになります。

その代わりに役者的魅力は大いに発揮していて、豪華"カメオ出演"が日本俳優で例えるところの竹内涼真をよりワイルド化したようなピョン・ヨハンさんや岡山天音くん似の中堅俳優が●に役で出たりと韓国映画ファンには話題の尽きないキャストに!でも…
今頃出てきた「イ先生」2人の"片腕"である、家に引きこもってBL絵を描き殴ったり、旧ツイッターックスに妄想を書き殴った末路のような喪女幹部ソプ・ソチョン(ハン・ヒョジュ)や「イ先生」騙りのしぶといチャ・スンウォンさん側の女部隊長など、前作より女幹部が『魔女』を彷彿とする"物理的強さ"(スーパワーではないw)を発揮したりと"今まで違う「ドラッグ・ウォー」像"を提供できたのは偉い!
けども、カメオ出演もそういったリキ強い女優陣、果てには「シン・イ先生」に収斂されるまでの新キャラクターの魅力・設定・作り込みについて振り返れば、大して掘り下げられず"甘い"という感慨に陥ってしまいましたね…

なんだか文句ばっかりになってしまいましたが、これでも"面白い前作、面白い韓国映画だから"の「前提」があることをお忘れなく😉

『パラサイト』と共通する「五感」の"嗅覚"に訴えかける記憶と難民に由来する"格差"など重要な"風刺メッセージ性"を帯びてるにも関わらず、それが"響きにくい"理由にも脚本の足らずをどうしても意識させるのです…

今作の顛末が前作のエンドロール中背景映像でチョコっと流れたほうがよっぽど"衝撃的"だろうって(前作の時点で予想してたスィ〜😒)