「視点」の問題が気になって話に入れなかった。「この画面を操作してるは誰なの?」「誰がこの映像を見てるの?」というところが緩すぎて。
特にラスト。あの映像は何? 犯人が監視用に撮ってたってこと? だとしてもあんなに必要か?
作り手もこの点のヤバさには気がついていてその後の警官突入の場面は「別のドラマの一場面ですよ」という言い訳を用意してた。ただ他はグズグズでダメ。
こういう視点の問題は普通の映画だと気にならない。が、こういう作りの作品の場合はこれではダメ。もっと縛りをきつくして厳密にやってくれないと。
いわゆるツッコミどころを言い出すと他にも出てくる(犯人の動機と実行してることの乖離とか。なんでここまで大掛かりにしなきゃいかんの、とかね)が、まあそれはいいや。