小説だったら好きになれたかもだけど、映画にする意味あんのかなと思ってしまった。風景は美しかったけど。もう少し大きな子供でも良かったのにな。
健気でかわいそうな子どもを見て大人が涙するのって感動ポルノでは。自分は動物映画もだいぶ見れなくなってきてるけど、子ども主人公ものもキツくなってきた。ストーリーが良い分、もやもやしてしまったな。
ネグレクト疑いのあるどうしようもないクズ親の元から、ある事情を抱えた親戚家に預けられた少女のひと夏の体験、みたいなストーリーなんだけど、あの井戸もどきはノイズだったな。
しかし、あんなにかわいくて演技の上手い子役をよく見つけてくるな。あれだけ映像作品としては成立してしまう。でもだからといってそれが許されるかは別。
冒頭、まるで死体のように映る生気のない少女の姿でずっと嫌な予感が付き纏っていた分、ラストの感動が増してた。