今なお色褪せない名作中の名作。
3時間を越える上映時間で1秒たりとも飽きさせない。
エンターテイメントとしての質の高さはもちろん、事実を基にした史実であること、製作者の細かなこだわり、キャストの素晴らしさなど、本当に奇跡のような映画。
短いながら多くの登場人物の描写も上手で一人一人に感情移入してしまう。
幼い頃は、ディカプリオのかっこよさとケイトウィンスレットが釣り合っていないと思っていたが、改めて感嘆するほどよいキャスティングだったと思う。
ケイトはふくよかで色白で肌がきめ細かく、気品溢れると同時に、力強い目を持っていて、まさにぴったりの配役。
とにかく美しい2人だった。
そして乗組員や設計者など、仕事人としての誇りや責任感、生き様のかっこよさが、大人になるとより沁みる…
人生の終わりにみるそれぞれの信念が感動的だった。
私にとってはラブロマンスというより、
人生が詰まっているような映画。
