このレビューはネタバレを含みます
The大人の恋愛映画だったな〜
そして地味に私の最近好きなジャンル「移民モノ」でもあった
韓国ドラマとアメリカ映画があわさった雰囲気の映画。全体的にロケ地や時間の流れ方も全部すてきで。恋愛映画ならでは…
ソウルではベタに男の子たちが4人でチャミスル飲んでて（韓国ドラマみたいw）、ニューヨークではブルックリン大橋（だよね？）がうつり、2人で自由の女神を見て。主人公がライターの彼と出会った別荘？みたいなとこも綺麗だった。
アメリカ人夫が、これ…オレンジイズニューブラックでローナの夫だった人だよな…？と思ってあんま感情移入できずwww（後から調べたら本当にそうだった）
てか韓国彼が素敵すぎんだよ〜（性格もルックスも…笑）主人公の目にそう見えてるんだろうね。初恋の人、叶わなかった恋、プラトニックだからこそ永遠の思い出。
でも大人だもん、今更初恋を選ぶことはできない。今いるパートナーといるのが私の人生。韓国に戻って暮らす選択肢は無い。最後のタクシーのシーン、未練があるのは男の方に見えたけど、彼が帰ってからぼろぼろ泣く主人公の姿に、そうだよねわかってはいても心はそんな簡単に割り切れないよね…と思った。それを今の夫がハグして受け止めるのも、あ〜今の夫も素敵な人なんだよ、わかってるよ、わかってるんだよみたいな。
後悔のない人生なんてない。「あのときああしていれば？」「あのとき違う人を選んでいたら？」「あのとき若さと勢いに任せて行動していたら何か変わってた？」なんて、みんな多かれ少なかれあるよね。それをじっくり煮つめて昇華した恋愛映画だと思った。
そしてこの、韓国と北米だから恋にならなかった…っていうの、幼い頃に移民になった人ならではな物語だと思った。韓国語はすっかり下手になって、アメリカ人として生きる今の人生が私の人生だと胸を張って言えるけど、それでも「もしあのまま韓国にいたら私はどうなってた？」って多くの人が一度は考えたことある気持ちなのかも。
