いろいろと解せないところが
あったのだけど、、。
初恋をずっと思い続けるのは
とてもまっすぐで純愛で
きれいな物語だと思う。
だけど12歳から36歳までお互いきっと
めちゃくちゃいろんな事あったはずで、
それも一応描かれてるけど、
とにかく"きっと運命の相手だけど結ばれない"
"1番好きな人とは結ばれない"的な
切なさだけが染み渡っている。
その切なさだけを味わう映画、、なのですか？
アーサーほんと気の毒で、、
アーサーとノラの関係性というか絆を
もう少し見たかった。
アーサー→ノラへの愛しか感じれなくて
そら不安になるわな、、と。
ナヨンとヘソンは
イニョンなのかもしれないけど、
現実受け止めて？ってちょっとモヤッた。
ヘソンはずっと、あの頃の"初恋"に
恋をしていたのかなって。
あと、ネガティブな、"あの時こうしてたら"
が多くて、(彼も旦那も)
過去を振り返っても仕方ないと思う自分は、
今ここにいる私が全てって言うナヨンだけが
たくましくてかっこよく見えた。
ただ、ヘソンの事を韓国的だ、と
貶してる？ところはノラを通して
現実の監督が"私は米国的な人間なの"と
主張しているようでいい気分では無かった。
(実体験が元らしいので)
これだけ言ってなんですが、
最後、別れのシーンは良かったなぁ。
ノラの仕舞い込んでた気持ちが
バーっと出てきてどこにも行けず
ただただ泣きじゃくるしかできなかった。
でも彼女はひと泣きしたらまたきっと
前を向いて歩いていくんだろうな。
NYの街並みとか、アングルとか、
音楽とか、テンポは
A24らしく、綺麗で心地よかったので
雰囲気味わうくらいにおすすめします。
