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食べて、祈って、恋をしてのukiのレビュー・感想・評価

食べて、祈って、恋をして(2010年製作の映画)
3.5
たくさん、旅をして
いろんなものを見て食べて
いろんな事を感じたくなる映画。
主人公の恋愛気質なところは
自分とはちょっと違うけど、
人間関係に疲れたり、
この先が不安になったりは
誰もが経験することだと思う。
年齢を重ねるにつれて
自分のこだわりや考えが固執していく中で
いつのまにか堅苦しい世界で
生きてしまっていると気づく。
主人公のエリザベスは離婚して
その次の彼とも上手くいかなくて、
仕事ばかりの日々、同じ事の繰り返しで
段々と欲望や感情が薄れていくのに気づいて
「新しい場所で何かに驚きたいの」
と、世界を旅することに。

イタリア→インド→バリと
文化が全く違う国を転々とする中で
各地の食べ物や宗教や人々と出会う。
イタリアの料理はどれも美味しそうだったし
インドの祈りも神聖だったし、
バリのリゾート感も癒された。
結局はお金ないと実現できないよな〜とも
思いながら非現実的に観ていたけど、
いろんな土地で様々な経験をしてる
エリザベスを観てると不思議と元気を貰えた。
それにしてもあんだけどこ行っても
モテるんだから楽しいだろうな〜。
ジュリアロバーツ綺麗だった。

セリフがいちいち良かった。
「世の中を見るときは頭ではなく、心で見るのだよ」
「あなたを表す言葉はなに?」
「太るのは嫌だけど、罪悪感とは別れることにしたの。このピザを平らげて、サッカーを見て、明日はデートして、ビッグサイズのジーンズを買う」
「服を選ぶように考えを選べ」
ストーリーがシンプルなだけに、
わかりやすい言葉で刺さった。
これが10年以上も前の映画だもんな、
もう少し早く観たかったな。
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