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マダム・イン・ニューヨークのnhr703のレビュー・感想・評価

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有名作なので存在は知ってたけどずっと観られておらず。大好きな漫画に出てくるのでこの度観賞。 

ああ〜観てよかったなあ…と素直に思える作品。

「自分を助ける最良の人は自分」「恋はいらない。欲しいのは尊重」「自分のことが嫌いになると周りも嫌いになって新しさを求める。でも自分を愛することを知れば古い生活も新鮮なものに見えてくる。素敵なものに」等名台詞ザクザク。

この家族って裕福な家庭だし、基本的にみんな仲が良い。旦那さんも奥さんのこと愛してるし、子どもだってママのことが好き。だけどもう無意識に「英語ができない」ってだけで見下してるんだよね。それがあまりにナチュラルで少し怖い。こういう悪気無い見下しが1番タチが悪いと言うか。「JAZZ」のくだり、さすがに気分悪かった。けどあの嫌な雰囲気って近しい関係だと生じる時あるよね。特に男尊女卑的なニュアンスは文化なんだろうなー。

そんな家族に対して、ラストのシャシのスピーチは全部自分の家族を痛快にぶん殴ってるんだよね。シャシは家族に対して何も言ってないし、己は愛を与えてる。だからこそ聞いた方がハッと気づくという。
「君はまだ僕を愛してる?」からのくだりは実にアメリカ映画的だったけど嫌いじゃないです笑

人と人の関係性は、どんな立場であってもやっぱり尊敬や尊重が大切だと思う。
近くにいる人だからこそ、甘えて忘れがちになるのかもしれないね。

てかほんとシャシ可愛い〜
目がこぼれそうというか、種村有菜のキャラくらい瞳が大きいよ!?
姪っ子ちゃんが顔も中身も可愛すぎる〜〜
フランス男のアプローチすげー笑
英語教室のメンバーみんな良い人

DVD特典収録の予告編字幕と本編字幕のニュアンスが結構変わっていたのが印象的。(予告だと旦那極悪人だけど大丈夫かw

そしてラドゥが食べたくなりました笑



余談.
この映画観ようと思ったらどこにも配信が無くて。
こんなに有名作なのに!?なんで!??
と思いながら、もう今日はどうしてもこれを観る気分だったので、電車を乗り継いでレンタルショップに行きましたとさ…。
元レンタル店員としては、最寄駅にレンタルショップ無いのやっぱり寂しい。
(こんなにありそうな街なのに引っ越してきたのと入れ替わりで無くなった涙)

そして久しぶりのレンタルショップは楽しすぎてパラダイスであった。あの宝探し感がたまんないね。リコメンドされるのではなくディグる感覚。無くならないでほしいから、多少遠くてももっとちゃんと使おう…と思ったのであった。
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