ふぇりな

テトリスのふぇりなのレビュー・感想・評価

テトリス(2023年製作の映画)
4.0
我が推し、タロン・エジャトンさん主演作。なんと、彼の役どころは、日本に住む日本人と結婚したゲームバイヤー!!ところどころで日本語を話してくれる彼がみられるのは、この作品だけだと思います!!それだけでも観てよかったなと思ってしまうくらいでした。

テトリスがソ連で生まれた、ということはもちろん知っていましたが、まさかこれほどまでに苛烈で波乱万丈な運命にあったとは知らず、衝撃的でした。でも確かに、権利関係は特に難しいとよく聞きますからね...。こういう歴史もあるからこそ、任天堂法務部は最強になったのかもな、なんて思ったりしました。笑
また、製作者なのに全く利益を得られないなんて、生まれた国がソ連でなければこんなに複雑なことにはならなかったのに...と哀れに感じてしまいました。

とにかく専門用語が飛び交いまくるので、話がうまく掴めず混乱もしましたが、なんとなくの理解でもついてはいけましたし、こういう方たちの努力でいまこうして全世界でゲームがプレイ出来ているんだなということを実感できてよかったです!
それから、先述した主人公ヘンクのバックグラウンドや、任天堂など、日本が深く関係している作品ですが、よくある海外の作品のようなトンデモ日本描写が全くなく、キャストもネイティブで不自然さがなくて感動しました。やっぱりその点を尊重してもらえるとすごく嬉しいものですね...これからはこういうのが当たり前になってほしいです。

ところで、この作品もMARV制作で、プロデューサーにマシュー・ヴォーンがいるんですね...一生彼らから逃れられないかもしれません。笑
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