よん

夜明けのすべてのよんのレビュー・感想・評価

夜明けのすべて(2024年製作の映画)
3.5
みんな、言えないことがあって、言えるけど言わないことがあって、ちょっとずつ孤独な人たちが肩を並べて生きている。何も起こらないように思える日々は、何も起こらないように必死に頑張って生きているからであって、ドラマチックな明日なんて望んでないと思う夜と、映画の中みたいに一気に何か事態が変わらないかなと願う夜と、交互に来るんだな。
そんなことをずーっとぼんやり、しみじみ気付く映画体験。決して「停滞」だけを感じさせない、やわらかくて良い凪でした。
よん

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