よん

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦のよんのレビュー・感想・評価

4.5
諦めない‼️負けない‼️友情、努力、勝利ィィ‼️って、やっぱりそりゃ人のココロを動かすし、カッケェ俺も頑張るぜと思わせるし、だからスポ根は途絶えないのだけども、ハイキューはそうじゃなくて、それだけじゃないからこんなにも人に愛される。
「俺は、俺が弱い事をとうの昔に知っている」で、みんなダサくて弱くてヘタレな昨日の自分を乗り越えて、今日何が出来るかでもがいている。それがコートの中の一球であっても、スパイクの打点あげるみたいな話の流れが映画館を後にする自分の人生に具体的に活かされる話じゃなくても、
その泥臭くてスマートじゃないそれぞれの葛藤に胸打たれるから、何度でも見たくて、何度でもその瞬間じぶんの胸に響く何かを原動力にしたくてその感覚を繰り返し焼き付けようとしてしまう。

自分はバレーボールをやっていた身なので、やっぱり「さあ 今日もバレーボールは面白いと証明しよう」の世界を90分、あり得ないような贅沢な視点のアニメーションで観れることに2,000円を払いまくる価値があると思うけれど、そんなの抜きにしても、高校生の彼らの生き方に勇気をもらい、フィクションのキャラクターの言葉を道標にして辛い一瞬を乗り越える時は来ただろうな、と思える。

ありがとうハイキュー!
願わくば最後の最後まで映画館で見届けられますように!
よん

よん