期待しながら観に行って、その期待を遥かに超える傑作。人に優しくする、想う、気遣うのは何故かとかそもそもの源泉はどこにあるのかを考えてた。それは経験だったり、興味だったり人によって違うんだろうけど、この映画を観て源泉になりうるし、観た人の人生に少なからずポジティブな影響・考えるきっかけを与える極めて強度が高い映画。
主人公以外のサブキャラや脇役、そしてエキストラまで芝居が超自然でかつ
1人1人人生があるし、個性があって、尊重すべき。占い師、施設の体育会系お兄さん、カフェの店員（低い声で快活感がない感じ）、会社の同僚たち、渋川清彦すれ違って挨拶する子供ですら全員が生きていた。
あと成長を感じれる瞬間って客観的に観てエモーショナルだと思った。渋川清彦が正座を語る山添くんに対して。
語りたいことがあったはずだけど鑑賞後間が空いてしまった。最後のシーンはもうパンフにもあったけど山添くんがみんなに声かけててキャッチボールしてて、ユートピアに近いね、至極有り得そうで希望が持てるような。
