開幕のシュルツとジャンゴが出会うシーンの皮肉コミニュケーションのキャッチボールが最高。タランティーノは前の会話のフリを活かして、必ずオチがつく会話で、現実では絶対こんな会話毎回は繰り広げていないんだろうけど日本人が良く憧れるアメリカ人の会話で良い、フィクション映画らしくて清々しい。プリオ初登場の、何か撃ち合いも始まりかねない緊迫感、天秤の水溢れるか否かのひりつき最高。
キャンディで奴隷黒人に対して我慢ならずに買う宣言するシュルツに対して、醜いシーンを見たくねえしシュルツは犬で襲われるのも見たことねえからそれがどうした？っていうジャンゴの後の馬下からのプリオの顔、ザ困惑表情最高。
プリオは本当に焦り・自分の思惑とうまく行ってない表情が最高に上手いし、気持ちいい。敵役で出てきたらプリオは手強いし何かしてくれるんじゃ無いかって思うからアガるわ。今回の役も一瞬のボタンのかけ違いで瞬間沸騰してぶっ殺されるんじゃ無いか感が凄い。
ただ最後の彼女を取り戻すためだという思惑がバレてからの、撃ち合いまでがあっさり過ぎる。
こんだけ皮肉コミニュケーションのキャッチボールをしていたなら、もっとシュルツとジャンゴvsプリオwith黒人執事（プリオの言ってることにアホみたいに同調しスピーカーになっているの面白かった）に舌戦の余地があったんじゃ無いかって期待はし過ぎ？
あとはジャンゴが放り出されるのも、プリオと馬を荒らしまくった結果として優し過ぎる気はした。
タランティーノ速攻殺されてからの家爆発は気持ち良い。
あとは日本語吹き替えだと誇張してアホっぽいセリフをアホっぽ過ぎる言い回しにしたり、ジャンゴの、彼女に対するじゃじゃ馬ちゃん？とかの言葉が死語に聞こえるのかダサかったから吹き替え非推奨。
