エアジョーダン誕生とマイケルジョーダンとナイキとの契約に至るまでの裏側を追ったドラマ。先日観た「テトリス」と比べると、淡々と進んでいく、というか、あれ、この人いつの間に変節したの? ということが多くて、観てるこっちが“ええんか？” と思うことも。こういう映画の見どころって、主人公自身が時間をかけて対象の見方を変えていくところ、もしくは見向きもしない主人公の行動に周囲がだんだん説得されて味方になっていくところでは。とはいえそのぶんテンポよく観れました。
地下にあるスニーカー製作するラボのデザインもいかにも秘密のラボ、てかんじで、演出しすぎやろ〜と思いつつ面白かった。「テトリス」にしてもそうだけど、成功の物語は面白おかしい演出を入れるほうが気楽に観れてよいですね。「ダークウォーターズ」とか「MINAMATA」ではこうはいかないです。
自分はマット・デイモンについては全然思い入れはない（というか「スティル・ウォーター」や本作など、ふつうの人のイメージしかない😂）のだけど、「ドント・ルックアップ」のディカプリオといい、みんなふつうの市井の人も演じられるのだねえ。すごいです。
