コロナかインフルか、よくわからないままとにかく2日ほど寝込む。どうしても抜けられない土曜日の仕事は、熱が下がってなんとか遂行できたものの、日曜日、どうにもダルくて5：30に目が覚めた。二度寝しようと思ったものの眠れそうにないので仕方ない映画でも観るかと、ずっと観たかった「ノマドランド」を観た。
心のある部分では憧れていたノマドの暮らし。体調が悪いときに観たからというのもあるかもしれないが、大変そうやなーというのがどうも先にくる。アメリカでも車中泊禁止とか言われて怒られるのね…みたいな小さいけどドキッとすることから、パンクやエンコ、そして高い修理費……それから病気。
でも一番「来る」のは、ノマドのステージから降りた人とのなんとも言えない心のギャップだと思う。主人公も全くの根無草ではないものの、ステージが違う人たちとのギャップは観ていて辛くなったし、自分も出処の違いはあれ、似たようなことはSNSや街でもよく感じる。
映画のギミック的には出てくる人たちみんな実際のノマドの人？ なのかな？ なところなんだと思うけど、そこは全く気にならずだった。というか、だからすごいのか。
あと10年早く観てたら、または10年経ってまた観たら、思うことは変わりそうな映画。
本作、ふとんには入りながらMeta Quest3で観た。電池だ解像度だといろいろあるけど、VRゴーグル鑑賞でもっとも大事なのはイスかも。
