まいたけ

アステロイド・シティのまいたけのレビュー・感想・評価

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)
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自分はグラフィックデザインにまつわる仕事をしています(デザイナーです、というのはいつも恥ずかしくてなんか言えない)。

映画をはじめ、街で見かけるデザインやウェブサイト、SNSにあふれるいろんな制作物に、すごいな〜と思うことはしょっちゅうです。しかし、狂おしいほどに嫉妬を感じるのはウェスアンダーソン監督作品くらいかも。映画に限るならぜったいにそう。
しかしそんな気持ちが強すぎて「グランドブダペストホテル」くらいから、嫉妬の気持ちが苦しくて観るのは観るんだけど、だんだん積極的になれなくなってきたようなかんじで、本作も終映ギリギリの鑑賞になってしまいました。

中身の作り込みは今回も凄まじく、ルックは特に印象的。というかあまりにもわかりやすすぎん? プロップの本買ったりとか、ウェスアンダーソン「ぽい」写真展が話題になったりしたからより意識して観てる、てのもあるのかな。

入れ子構造というのは途中で気づきましたが、内容は正直よくわからん。
とは言え自分のなかでは、その圧倒的な作り込みを見せていただくだけでもありがたいというか、手を合わせたいというか、最後はそんな気持ちになる監督です。
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