ふとっちょマット・デイモンの奮闘っぷりを2時間堪能できるお仕事ムービーに見せかけたギャンブルムービー。
見る前からオチは読めており視聴後のインパクトは弱いが、人物像とエピソードの作りこみがとても上手く安心して楽しめる純エンターテインメントだった。
80年代を生きた人間のノスタルジーを徹底的にくすぐる小技の数々もなかなかズルい。コミュニケーションはほぼ電話。
M.ジョーダンのお母さんは契約に立ちはだかる壁としてではなく、背景にある彼女自身の闘いに意識を向けるととても興味深い。
思いが強く、口のうまい人間が資本主義の野望を掴む。