一体何を観せられた?prime videoで夜中に見たが脳が振り回されすぎて吐き気がするほどすごかった。ハイレベルな韓国映画の中でも屈指の問題作。
ストーリーだけ追うと特に目新しいものはない。展開も予想の範囲内。ただ行間に詰まっている情報がおかしい。
「ここで話がこうなったのかな?」という理解がなぜかほとんど追いつかない。映像の形でシーンを切り替えるという訳の分からないことをするので、過去の話なのか現在の話なのか現実の話なのかが異常にわかりづらい。
ただ「わからない」わけではない!この塩梅があまりにも絶妙で、なんでもないシーンで何度も心地よい混乱に突き落とされる。こんな演出をなんでやろうと思ったのか?その心理も理解に苦しむ。
脚本はベタなようでトリッキー、音楽も緊迫感がなくいたってチグハグだがそれも魅力に還元されている。
鑑賞後だいぶ日が経っているが、まだ解釈が追いついていない。とりあえずあの死に方は絶対無理だと思う。