このレビューはネタバレを含みます
トレーラーで観て感じた印象よりもミニマルな作りだったが、派手すぎない出来がとても良かった。
舐めてた相手が殺人マシーン映画の系譜の作品だったわけだが、アアタミが基本柔らかい顔の人物だから、余計に強そうに見えないのがとても良き。
というかアアタミ、本当にラストのラストまで口を開かないので、傷縫うシーンやナチに嘲笑されているところの苦悶を表情だけで表していて、ここもサムアップポイント。
また、今回のナチ連中が負け戦を覚悟しているから、やけっぱちが起因しての暴虐なのがなんとも哀愁がありつつ憎たらしいのも味わい深い。
こういう映画をレイトショーでポップコーンとジュース買って観るために映画観に行っているのよなと。全体的にちょうどいい満足度だった
