2024年度の年間ノルマ70本中24作品目。
見させて頂きました。
最近どーも偏差値高めの後引き系の映画を多く見ているせいか、ここらで脳筋映画を‼︎
という事で、いかにも脳筋ぽい映画を見つけました。
シスだか、死なないのかよく分かってはいませんが、
頭がごちゃごちゃしている時なんかにはこう言った作品で全部吹っ飛ばして貰いたいと思います。
まずは、ネタバレなしの率直な感想をば述べます。
『はっきり言って最高です。もう大満足。
量が少なかったり、マナーがめんどかったり、味が複雑な料理はもう沢山。
とりあえずガッツリいっときたいそんな時にはこう言う映画が本当に良いですよね。
太るとか、口臭くなるとか
どうでも良い‼︎とにかく食え、みたいな。
なんというか、もう大喜利なんですよ。
『どうやったらこの人を殺せるでしょうか?』みたいな大喜利をずっとやってる感じなんです。
また、そんなところで色々背景も調べたりすると余計面白いというか。その辺は詳しくはネタバレで話しますけど、
本当に作品の長さもちょうど良いし、
作中で何個か章をわけてるんですが、
それがまんま大喜利お題みたいに思えて、
有吉の壁を見てるのか?というくらい本当は笑っちゃいけないけど、めっちゃ笑えるというか。
とにかく何も考えずにすごく楽しめました』
またここからは作品のネタバレを含む感想になりますので、まだ見てない方はご注意を、
ちょっと歴史の流れ的に気になったのは
何故に、ドイツとフィンランドが?という部分です。
同じ枢軸と考えるとドイツとフィンランドは味方じゃなかったかな?とか記憶していたのでその辺を改めて履修しました。
もともとフィンランドはソ連と戦争中でした。継続戦争ってやつですね。
発生した原因をざっくり分かりやすく言うと、
ソ連『ドイツとやり合うために、お前んとこの領土ちょいこっちと交換してくれや。』
フィン『いやじゃボケ』
です。これでやり合うことになりました。
その後、ソ連と講和を結ぶのだが、講話の際に政権交代などが起こり、それまで親独政権では無くなったと強調。
その講話の内容の中に、ドイツ軍と決別。
また、フィンランド領内のドイツ軍の排除なんかも盛り込まれていた。
その結果、ドイツ兵はフィンランド領内から撤退する際に、駐留していた村や街を焼いて回ったのだ。まぁそれまで味方だと思ってた国に突然掌返されたらね。ヒトラーさんも怒るわね。
とまぁ、時代の背景としてはこんな感じで、
次に、こんな言葉を聞いたことがあるだろうか?
『フィンランド兵はめちゃくちゃ強い』
あ、あ、なんかもっと良いこと言おうと思ったのに、アホみたいな事を言ってしまった。
どうやら、本当にフィンランド兵はめちゃくちゃに強いらしくて、
あのシモヘイヘも実はフィンランド人です。
シモヘイヘって知ってますか?
あのソ連との冬戦争にスコープなしのスナイパーライフルでソ連軍殺しまくったあの人ですよ。確かざっくり540人くらい殺してて、
白い悪魔って言われてます。
世界戦史最多キルですよ?
ジョンウィックとか、ドントブリーズとか、
ミスターノーバディとかと同様に
『侮っていたらヤベェ奴だった』
フィンランド最強の1人特殊部隊。
と、もう肩書きだけでもめちゃめちゃかっこいいし、めっちゃ笑える。
なんつーか、ネタバレなしでは大喜利って言ったんだけど、
なんというか、『殺人大喜利』みたいのはよくあるんだけど、
この作品は、『生き残り大喜利』というか、
首を吊ってみました。さてどうやって生き残るでしょう?みたいな、
まぁツッコミどころがないわけではないんですが、例えば、どうやって地雷拾って投げてきたんだろう?とか、
いや、知らんだけで出来るのか?普通に拾って投げるって、とすら思えてくるので
まんざらギャグでもないというか。
なんといってもナチス軍の表情というか、
それよりも本当に良い顔の役者が多かったです今回は、なんかこんなおもろい顔の役者いるんだみたいな。
もう、道に墜落した戦闘機があって、運転席開けたら、パイロットが首絞められて殺されてて、
そのロープに使われてるのが、昨日ジジイを殺したロープだった時って、どんだけ怖いんだよ。ホラーすぎるだろって、あんなドッキリないよなぁ。ってもうゾクゾクしながら見てました。
決して無敵というわけではないけど、絶対に諦めないという不屈の精神というか。
それをフィンランド語で『シス』と言うみたいですね。
本当に終始面白くてあっとゆーまに終わる良い映画でした。
なんで、爺さんが1人で、
武器がツルハシ1本なのに、ナチスの戦車隊と渡り合えるんだよ。
答えは、フィンランド人だからです。
つまり、フィンランドの軍人はやばい。
あの通信もいいですよね。
とりあえず殺されたやつのことは忘れてすぐに引き上げろ。お前らが手を出したのはめちゃくちゃヤバい奴だから、
こう言うのが本当に堪らないです。
今回はこの辺にします。