ざわ

ヴァチカンのエクソシストのざわのネタバレレビュー・内容・結末

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

久々に大作でもなく静謐オシャレ映画でもなくなんかコアなファンがいそうなB級映画だった。
作品のテンポや演出もなんかそういうのなんだよな。

初っ端の悪魔を煽り散らかして豚に憑依させてからノータイムで撃つの笑っちゃった。こういうノリね、って挨拶してくれた感じ。

あの世界の人体強靭すぎる。後半はもはやこんなんじゃこの人たちは死なないしなって安心して観れた。

ラッセルクロウあのでっかい身体で赤スクーターにちんまり乗って疾走するの可愛いな。スクーターでイタリアからスペインまで来たのか???

ガブリエーレ神父の扉破りすき。トーマス神父がオロオロしてたドアを1発で蹴破るのつよくて良い。

祝詞バトル。
ラスト、血(?)まみれで一心不乱に祈るトーマス神父の横顔が良すぎた。

そういうテーマだからまあ当然なんだけど、カトリック味マシマシの景色、背景、服装がどれも好きすぎ。
イタリアとヴァチカン行きたくなるな。

悪魔払いは98%精神疾患って言うところだったり、聖職者の性的虐待とか触れづらいところにちゃんと触れてるの良かったね。

これは良くなかったところなんだけどね。
異端審問を悪魔のせいにして有耶無耶にするな。
ヴァチカン側の人間(ガブリエーレ)にそれを言わせるのはもっとダメ。
悪魔に取り憑かれてない、シラフのあなたたちカトリック教会が何をしたのか直視してくれ。
ざわ

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