トランスマスター

ヴァチカンのエクソシストのトランスマスターのレビュー・感想・評価

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)
4.0
♯44 アスモデウス

舞台は1987年
スペインのサン・セバスチャン修道院。
主人公のアモルト・ガプリエーレ神父はローマ教皇から任命を受けた主席エクソシスト。
悪魔に憑依されたある少年の《悪魔祓い》エクソシズムに愛用のペスパで向かいます。少年の変わり果てた姿を見て、これは病気ではなく“悪魔”の仕業だと確信したアモルトは若き相棒のトマース神父とともに本格的なエクソシズムを行うバディムービーです。
懺悔していない人間の罪から巧みに弱みを握ってくる悪魔と、信仰心を武器に戦う神父の攻防戦は胸アツです。

◆良い点/注目ポイント
・冒頭の悪魔祓いで、豚を使ったトリックは、良いアイデア。
・最新のCGで再現された強大な悪魔の魔力と一神教の神への信仰心からなる法力は圧巻でした。
・劇中反抗期の娘エイミーが伽椰子になります。

◆改善点
・無し。

◆総括
・肥えたラッセル・クロウを主演にした事が、今回のキャスティングの成功ポイントです。

全知全能の神ゼウス経験者なら、
ゲヘナの帝王と対等に当たり合えます。

オリジナルのパズス版が、
ホラーの金字塔になっているだけに本作はそこまで期待していませんでしたが、とても楽しめました。

海外ドラマ『スーパーナチュラル』を好きな方にオススメです。

-2024年44本目-