ベン・アフレック主演。
この作品の構想に20年という歳月を費やしたらしい、どんでん返しの連鎖を見せられた。
ロバート・ロドリゲス監督作品は初だが、ベン・アフレックとの相性はとても良かったと思うし、とても素敵だった。
私は騙されないぞと思いながらもすっかり騙されていたし、今まで見せられていたのが真実だと思っていたのに、私が暗示をかけられている事に気付いたのはラスト。
よくこんな展開を考えたなと思いながら、あの時のあの事は～みたいな事を考えながら頭の中で出来事を整理しようとすると、次の展開が訪れていて思考の整理を待ってくれず、虚構の世界で迷子になった。
ベン・アフレック目線で鑑賞しているので、危険な目に遭遇しそうになったり、ヒッチコックのオマージュ的なシーンはサスペンスのようでハラハラさせられ、いろんな事に翻弄してしまった。
デルレーン役のウィリアム・フィクナーの声は相変わらずセクシーながら、全く先が読めない展開で、しかも二転三転あるので、結末もこれが本当なのか疑心暗鬼な気分を味わい、尺も短めなので、あれこれと考えている間に、終わってしまった…。
