磨

ランサムの磨のレビュー・感想・評価

ランサム(2023年製作の映画)
3.4
裏社会の大物の娘を誘拐し身代金(ランサム)を要求した誘拐グループたちと、そこに集まってくる輩達との戦いと顛末を描いたバイオレンス・アクション。

キャストは超新星(現・SUPERNOVA)の元メンバー、ユン・ソンモと“顔面凶器”小沢仁志。

…という粗筋やキャストから“和製ノワール”的な過度な期待をかけると、肩透かしを喰らう可能性が高い作品(笑)
映画を観る際は配給会社もチェックしなくちゃいけない典型的な例ですね(ここ、予告の作り方も上手いんだよね笑)

雰囲気、音楽、役者、どんでん返し(風)の展開…。どれをとっても今から15〜20年前、平成の真ん中あたりにあった安っぽいVシネみたいな映画。これでエロがもうちょいマシマシだったらソレで間違いないが、エロよりも血飛沫が出たり火だるまになったりとちょいグロ風味のTOCANAテイストって感じ(笑)


どう考えても良い作品とは言えないからオススメとか絶対できないけど、こういうの逆に楽しめちゃう人間なので、個人的にはそこそこの評価に留めておきます(他の方のスコア参考にしてください)


あと、クルマに関してはやたらアップで撮ったりと拘りを感じた。最近ではだいぶ見なくなってきたモデルばっかだったので最初からメッチャ気になってた…。
内容で考える事もないので、登場車種をひとつひとつ脳に刻んで思い出してみました(笑)


おそらく登場したのはー

70系ヴォクシー、180系クラウン(ゼロクラウン)、クライスラー300C、E11ノート、ジャガーXE、70系カムリ、BMW6シリーズ(E63)、ランドクルーザープラド(後期)

…こんな感じ。この中でジャガーとカムリ&プラド以外は15〜20年前のモデル。この辺が作品の平成の真ん中感をより醸し出しているのかもしれませんね。
なんとなくだけど、カムリとプラドはスタッフの車なんじゃないかと推測(笑)


あ、あとウイスキー党なのでこちらも反応。
白州とジャックダニエル。白州はボトルだけ疑惑も(笑)
磨